
30代以上の利用者が多いのがFacebookです。
実名登録で、ビジネスパーソンの
コミュニケーションツールとして利用者が多いことから、
他のSNSに比べると大人向けのSNSと言えます。
会社のアカウントを作る場合は、
Facebookページ(ビジネスアカウント)を作る必要があります。
Facebookのビジネスアカウントによる投稿は、
InstagramやXのカジュアルな投稿に比べ、
公式Webサイトのような雰囲気があり、
ユーザーの信頼を得やすいという特徴があります。
ターゲット層の年齢が高い場合や、
会社の公式SNSとして企業情報を継続してアップしていきたい場合に、
Facebookは適しています。
このレッスンでは、Facebook運用のコツについて、
学習を進めましょう。
Facebookページを作る
Facebookには、個人ページ(個人アカウント)と
Facebookページ(ビジネスアカウント)の2種類があり、
会社の宣伝をするならFacebookページを作成する必要があります。
Facebookページは、
個人アカウントがあれば誰でも開設することができます。
Facebookページの特徴として、
- 無料で簡単に作れる
- ブログや他のSNSと連携がしやすい
- 更新が簡単
- 複数人で管理できる
- 広告が配信できる
という点があげられます。
また特筆すべきは、
Facebookはシステム上「炎上しにくい」ことです。
炎上はネガティブな印象が強いので、
会社でSNSをする人なら誰でも恐れることですので
それが起こりにくいということは
会社に優しいSNSと言えるかもしれません。
ニュースフィードに表示させる

Facebookを利用している人は気づいていると思いますが、
Facebookのニュースフィードに表示されるのは、
投稿順だけではありません。
Facebookには複雑なアルゴリズムがあり、
さまざまな投稿の中から、
あなたに関連性が高く、価値のある投稿を
上位に表示させるようになっています。
優先的に表示される項目3つ
親密度
あなたの会社と相手との関係性の深さです。
相手が変われば親密度も変わります。
具体的には、「いいね」やコメントをつけてもらったことがあるか、
メッセージのやり取りの履歴で決まります。
つまり同じアカウントでも、
「いいね」やコメントをつけてもらったことがある相手には上位に表示され、
反応をもらったことがない相手には、表示の優先順位が下がります。
重要度
あなたの投稿の重要度です。
多くの人からのコメントや「いいね」があれば、
Facebookに「この投稿は重要度が高い」と判断してもらうことができ、
上位に表示されやすくなります。
投稿時間
新しい投稿は、上位に表示されやすくなります。
優先表示させるには
親密度、重要度、投稿時間の3つの要素を考えれば、
おのずと施策が見えてきます。
簡単に言えば、「いいね」やコメントを
できるだけたくさん得られれば良いわけですが、
果たしてそれはどのようにすれば良いのでしょうか。
ユーザーの目に留まる投稿をする
Facebookは写真の比率が高いことを推奨していますが、
やはり写真がある投稿のほうが、目に留まりやすいです。
例えばカフェの投稿では、
文字だけよりも美味しそうなコーヒーの写真が合ったほうが、
イメージも伝わりやすいです。
また、ターゲットがFacebookを使っている時間帯に投稿すると、
たくさんの人に見てもらいやすくなります。
Facebookに向いている業種

Facebookはコミュニケーションに特化したSNSです。
ユーザーが「いいね」と思たり、
「誰かにシェアしたい」と思えるような商品やサービスであれば、
Facebookに向いていると言えます。
例えば、イベントやセミナー、飲食店など、
ユーザーが体験し、他の人に共有できるものです。
Facebookのデメリット
Facebookは、継続が大切です。
表示されるには投稿時間が重要となるため、
投稿の鮮度が高いほど有利です。
つまり、新しい更新を定期的に続ける必要があり、
それはなかなか大変なことでもあります。
また、もともと人脈やネットワークが広い人のほうが、
Facebookが広がりやすく圧倒的に有利です。
ネットワークを持たない場合、
集客の時間はある程度かかってしまうことを覚悟しましょう。
Facebookアカウントの分析
Facebookページには「インサイト」という機能があり、
各数字を確認して分析をすることができます。
特に下記の指標をチェックして、
直近の投稿のパフォーマンスを見ましょう。
ページビュー
Facebookページのプロフィールを閲覧した回数
リーチ
ページのコンテンツを閲覧した人の数
エンゲージメント
リアクション(いいね、コメント、シェア、クリク)の
合計値
「フォロワー数」「いいね数」「リーチ数」など、
全体の数字も把握できるので、
「1日にどれぐらい増えたか」「これまでの推移はどうか」
なども確認することができます。
また、競合のFacebookページを登録しておけば、
競合とあなたの会社の比較も可能です。
インサイトを活用して、
Facebookの分析を定期的におこないましょう。
次のページでは、Instagramについて解説します。